八千枚不動護摩供とは、百日間で十万遍の不動真言、二十一日間六十三座に及ぶ護摩行と断食、そして結願の座には供養物の乳木八千枚を約八時間かけて高熱の中 を焼供する護摩修法を言います。古い経典の梵網経ではお釈様が修行時代、娑婆と佛界を往復すること八千遍にも及んで、悪魔を降伏し自利利他の行を修して成仏せられたと説かれています。 このお釈迦様の行にちなんで真言行者 も衆生救済・滅罪生善・心願成就などあらゆる人間の願望を満たす行法として、古くインドより伝わる八千枚不動護摩を行じたのが始まりです。まさに最高の修法といわれる由縁であります。


立江寺の住職は、八千枚護摩行者です。結願の修行は夜中から朝にかけて執行されます。写真は、立江寺本堂における八千枚護摩の結願の坐の様子です。護摩行者には住職、不動真言読誦読経の式衆には副住職を含む真言宗の僧侶たち。

百日間十万遍の不動真言、二十一日間 一日三座の六十三座の護摩行において、
計一万五千四百四十四本の乳木を焚きあげる密教行者の修行です

●八千枚特別護摩札

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百日間の結願の坐は、平成十一年五月十六日夜十一時より執行し、翌朝十七日八時に成満致しました。

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